呼吸器内科|岐南ハートと呼吸のクリニック|岐南町の循環器内科・呼吸器内科

〒501-6006岐阜県羽島郡岐南町伏屋4丁目64番地
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呼吸器内科

呼吸器内科|岐南ハートと呼吸のクリニック|岐南町の循環器内科・呼吸器内科

呼吸器内科のご紹介

せきこむ女性

  • 咳や痰、胸痛、息切れ・呼吸苦などの呼吸症状全般を取り扱います
  • 気管支炎や肺炎といった呼吸器感染症の他、喘息や咳喘息、アトピー咳嗽、花粉症などのアレルギー疾患、肺気腫や間質性肺炎といった慢性呼吸器病疾患など、様々な呼吸器疾患に対応します。
  • 花粉症診療では舌下免疫療法も行っています。
  • 低被曝CT(Siemens社 SOMATOM go)を導入しています。
  • NO測定が可能で、適切な喘息診断ができます。
  • 在宅酸素や在宅人工呼吸器も対応します。

呼吸器の症状と疾患

呼吸器疾患は、初期症状は軽くても、重大な病気が隠れていることがあります。風邪が治らない、咳が続くなど、些細なことでもお気軽にご相談ください。

対象となる症状(*急に生じた咳や発熱がある場合、発熱外来で対応いたします。)

  • 長引く咳・痰
  • 息切れ
  • 風邪をひきやすい、治りにくい
  • 呼吸の問題で眠れない
  • ぜんそくが心配
  • アレルギー体質で不安
  • 花粉症(かゆみ目、くしゃみ、鼻水)
  • 舌下免疫療法について知りたい
  • 喫煙者、過去に喫煙経験があり肺の病気が心配

対象となる疾患・対応可能な処置

  • 気管支炎
  • 肺炎
  • 気管支喘息・咳喘息
  • アトピー咳嗽
  • 慢性閉塞性肺疾患(COPD)・肺気腫
  • 睡眠時無呼吸症候群、在宅CPAP
  • 在宅酸素療法(HOT)、在宅人工呼吸管理
  • 花粉症(アレルギー性鼻炎・結膜炎)、舌下免疫療法
  • 各種予防接種(肺炎球菌ワクチン、RSウイルスワクチン、インフルエンザワクチンなど)

長引く咳

  • 長引く咳についてはこちらをご参照ください。

息切れ外来

息切れは呼吸器疾患(肺や気管支のトラブル)のみでなく、循環器疾患(心臓のトラブル)やその他全身疾患(貧血や筋力不足)など様々な問題で生じるため、多方面からのアプローチが必要です。

息切れの原因のイラスト

当院の3本柱である循環器・呼吸器・リハビリを総合し、息切れ外来として総合的な診療を行います。原因がわからない息切れを抱えていらっしゃる患者様はお気軽にご相談ください。

※お電話で予約される方は、ご予約時に“息切れ外来診察希望”とお伝えください。ネットで予約される方は、フリーコメントに“息切れ外来診察希望”とご記載ください。

息切れ外来の流れのイラスト

喘息診療

息切れを生じる重要な疾患の一つに気管支喘息(ぜんそく)があります。近年は高齢発症の気管支喘息も増加しており、心疾患と症状が似ていることから循環器・呼吸器の両面からの評価が必要です。また副鼻腔炎などを併発することもあり耳鼻科領域の評価も重要となります。当院では循環器内科・呼吸器内科・耳鼻咽喉科の複数医師体制を活かし、気管支喘息診療に重点的に取り組みます。

気管支喘息の基礎知識

気管支喘息は呼吸の通り道である気道(気管、気管支)にアレルギーによる炎症が起こり、「風邪」「季節の変わり目」「寒暖差」などの様々な刺激に気道が敏感になって発作的に気道が狭くなることを繰り返す病気です。

気管支喘息のイラスト(出典:アレルギーiより)

改善と悪化を繰り返すことが特徴で、症状があるときもあればないときもあります。夜間から早朝にかけて悪化することが多く、喘鳴(ゼーゼー、ヒューヒュー)、呼吸困難、咳・痰、喉や胸がつまったような症状が起こります。多くは風邪や天候の悪化、季節の変わり目などをきっかけに症状が悪化します。

気管支喘息の検査

気管支喘息の診断やコントロール状況、重症度の確認では、問診の他に以下のような検査を行いますが、いずれも当院では即日実施が可能です(アレルギー検査のみ後日結果説明となります。)。

問診

喘息の症状や治療薬の使用状況について確認します。

呼吸機能検査
(スパイロメトリー)

吐き出す息の量や速度を測定し、気管支がせまくなっているかを調べる検査です。

呼気一酸化窒素濃度測定検査
(呼気NOまたはFeNO)

気道炎症の程度を調べる検査です。喘息コントロールの指標としても有用です。

血液検査

血液中の好酸球の数やアレルギーの原因物質などを調べる検査です。

その他:胸部レントゲン・CT、
心電図、心臓超音波検査

必要に応じ、肺疾患(肺炎や肺がんなど)のチェック、心疾患(心不全など)のチェックを行います。

呼気NO検査

呼気NO検査を行う女性(呼気NO検査、フクダ電子HPより)

当院ではいつでも呼気NOを測定することが可能です。気管支喘息の患者様は気道に好酸球による炎症が生じていますが、この好酸球からNOが多く作られるため、呼気中のNOを測定することで気道炎症の程度を調べることができます。NOは喘息の診断のみでなく、その後の喘息のコントロールの指標としても有用です。

呼気NO検査の詳細はこちらをご参照ください。

 

気管支喘息の治療

咳や痰、呼吸苦や喘鳴などの症状がなくても、水面下ではアレルギー性の炎症や、気管支の伸び縮みが起こっていると考えられており、症状が出ている方は氷山の一角に過ぎません。症状がなくても治療を続け、アレルギー性の炎症を抑え、気道が慢性的に縮こまってしまわないようにすることが重要です。よってこの氷山の基本となる炎症を抑えるための吸入ステロイドが最も基本の治療となります。

気管支喘息の治療のイラスト

また近年、吸入ステロイド薬が効きにくいタイプの喘息があることが分かってきており、生物学的製剤が使用されることがあります。これまでの治療では改善しにくかった重症の喘息患者様であっても効果が得られやすく、使用する経口ステロイド薬や発作回数を減らす効果が期待できます。

 

喘息の長期的管理として、発作頻度や自覚症状の評価をコントロールの指標とし、喘息コントロールテスト(ACT)をチェックします。また定期的な呼気NO検査によって気道炎症の評価も行います。

喘息コントロールテスト(ACT:Asthma Control Test)

COPD・肺気腫診療

当院では2025年6月より禁煙外来を始めました。

喫煙は肺がんの発症リスクを高めるとともに、COPD(肺気腫や慢性気管支炎)の直接的な原因となります。自力での禁煙成功率は10%程度と言われていますが、禁煙外来での禁煙成功率は70~80% と高くなると言われています。少しでも気になる方は、禁煙外来を受診してください。

詳細はブログをご参照ください。

肺マック症

結核菌やらい菌以外の非伝染性抗酸菌症を非結核性抗酸菌症と呼び、その多くはマック症(Mycobacterium avium-intracellulare complex、MAC)です。主にMycobacterium aviumとMycobacterium intracellulareという2つの菌からなります。
日常的に触れる水(バスタブ、給湯、シャワーヘッド)、土壌(庭園の土)、ほこりなどに潜んでおり、それらに含まれる菌を吸い込んだり、飲み込んだりすることで感染します。多くの場合は自然に体から排出されていきますが、免疫力が低下している人や、もともと肺に疾患がある人などが感染すると肺マック症として発症することがあります。
結核菌と同じ抗酸菌が原因となりますが、結核とは異なり、現在のところせきやくしゃみなどによって他人にうつることはないといわれています。

症状

痰や咳といった気道症状の持続、血痰、が見られます。無症状で、健診や人間ドックでの胸部画像検査で発見されることもあります。
急速に進行することは少ないですが、放置しておくと10~20年かけて徐々に肺の機能が低下していき、倦怠感、体重減少、呼吸困難など引き起こすこともありますので、早期の発見と治療が大切です。

画像所見

肺マック症の診断にはCTが有用です。胸部レントゲンにて異常陰影を認めた場合、CTを撮像します。結節陰影、小結節陰影、分枝状陰影の散布像、空洞所見、気管支・細気管支の拡張所見が特徴的です。

 

診断基準

  • A. 胸部画像所見で上記の2項目を認める
  • B. 細菌学的所見では喀痰検査で培養が2回陽性であること。
上記のA,Bを満たせば肺マック症と診断されます。
画像検査で特徴的な陰影が認められた場合、喀痰検査を行い、培養で複数回にわたり菌が検出された場合に診断となります(※マックは環境中に存在するため、1回だけの検出ではたまたま検体が汚染された可能性があります)。菌の培養には時間がかかり、6週間かかることもあります。
その他、MAC抗体(抗GPL-core IgA抗体)を血液検査で検出することが診断補助として利用されており、この検査が陽性の場合には、喀痰培養検査1回陽性とあわせて診断確定になります。
痰がでない場合には、気管支鏡検査(1泊2日の検査入院)や胃液採取の検査を行い検体の培養を行うこともあります。

治療方針と治療薬

肺マック症では全ての患者さんを治療することはありません。

診断後治療開始する症例

  • 血痰・喀血症例
  • 空洞形成症例
  • 高度な気管支拡張症例
  • 病変が一側肺の1/3以上症例
  • 喀痰塗抹排菌量2+以上症例

診断後観察可能症例

  • 自覚症状がほとんど無く、画像で画像で空洞病変認めず、気管支拡張病変が軽度で病変の範囲が一側肺の1/3以内の塗抹陰性症例
  • 75歳以上の高齢者

肺マック症への薬物療法は、クラリスロマイシン(CAM)、 エタンブトール(EB)、リファンピシン(RFP)の3種の抗菌薬内服による多剤併用療法が標準治療になります(※クラリスロマイシンが使いにくい場合にはアジスロマイシン(AZM)という薬剤を使うこともあります)。

 クラリスロマイシン(クラリス)

 エタンブトール(エブトール)

 リファンピシン

副作用のチェックのため、導入後は2週間毎に血液検査を行い、肝機能障害その他を確認します。落ち着いてきたら徐々に受診間隔をのばしていく。定期的な眼科受診も行います。(当院よりご紹介いたします。)をすすめる。
薬物治療は、年単位(菌が培養されなくなってから1年間、空洞化病変があればさらに長期間)で継続する必要があります。

病勢の強い方には、初期にストレプトマイシン(SM)またはカナマイシン(KM)の点滴・注射の併用を行うことや、難治性の場合にはアミカシン(AMK)の吸入療法を追加することもあります。病変が肺の一部分にとどまっている場合には外科手術、しつこい血痰や喀血が続く場合には止血目的でカテーテル治療を行うことがあります。

患者様への説明文書はこちら

当院では高機能レントゲン(自動AI分析装置)と高機能CTを備えており、肺マック症の診断・治療・経過観察までスムーズに行うことが可能です。気管支鏡が必要なケースや難治症例は連携する近隣の高次機能病院への紹介をさせていただいております。肺マック症に限らず、他院でレントゲン異常を指摘されて心配である、結核が心配など、なんでも結構ですので、お気軽にご相談ください。

花粉症・アレルギー・舌下免疫療法

アレルギー性鼻炎・結膜炎は、スギ花粉などによって引き起こされる季節性アレルギー(花粉症)と、ダニやハウスダストなどによって引き起こされる通年性アレルギーに大別されますが、混在していることもあります。

花粉症

花粉症の代表的な症状のイラスト

症状は季節性・通年性のいずれも、鼻水、鼻づまり、くしゃみ、目のかゆみ、充血などです。治療としては、原因が特定できる場合は、可能な限り原因の回避と除去(こまめな掃除など)を行います。アレルギー性鼻炎の薬物療法は広く行われており、症状や重症度に応じて抗ヒスタミン薬や鼻噴霧用ステロイド薬などを用います。アレルギー性結膜炎では、アレルギー反応を抑える抗アレルギー点眼薬などによって、目のかゆみの症状を改善します。

➡︎花粉症診療の詳細はこちら

このようなアレルギー性疾患は、正しい診断と治療で症状の改善が期待できます。つらい花粉症の症状にお悩みの場合、早めに受診されることをおすすめします。また花粉の飛散状況を正確に把握していくことも重要となります。

舌下免疫療法(アレルゲン免疫療法)

舌下免疫療法は、アレルギーの原因であるアレルゲンを舌下錠で少量ずつ体内に取り込み、アレルギー反応が起きにくい体質に改善していく新しい治療法です。スギやダニがアレルゲンと診断されている方が対象となります。薬の量を調整しながら3〜5年の内服を行います。効果は10年ほどとされています。

シダキュア スギ花粉舌下錠のイラスト

ミティキュア ダニ花粉舌下錠のイラスト

(鳥居薬品HPより)

なお舌下免疫療法は、気管支喘息(スギやダニをアレルゲンとしたアレルギー性鼻炎合併)の増悪予防ないし軽症化効果、さらには新たなアレルゲン感作を抑制する効果も期待されています。

新規アレルゲン感作率

ただし気管支喘息のコントロールが悪い場合には開始できないため事前の治療が必要です。当院は耳鼻咽喉科医、呼吸器内科医が在籍しており、それぞれの専門の医師が連携して当治療にあたります。他院で治療困難と言われた方や呼吸器の持病のある方についてもお気軽にご相談ください。

舌下免疫療法をご希望またはご質問がある方は、お気軽にご相談ください。