インフルエンザワクチンに引き続き、新型コロナワクチン接種のご案内をいたします。2024年10月1日より65歳以上および60歳〜64歳の方で一定の基礎疾患を有する方を対象に新型コロナワクチン定期接種が始まります。
新型コロナワクチン接種
新型コロナ感染について、デルタ株(2021年当時)に比べるとオミクロン株(2024年現在)は重症化ならびに死亡リスクはいずれも低下しており、また5類感染症に移行したこともあり、皆さんのコロナへの意識も薄れてきているのが現状と思います。ただしいまだに一定数の重症患者がおられます。特に高齢者、基礎疾患のある方で重症化していると報告されています。新型コロナワクチン接種は重症化率ならびに死亡率を低下させる効果が証明されており、CDC(米)では5歳以上の全ての人にワクチン接種を推奨、WHOでは50-60歳以上の方や基礎疾患のある方は全ての人にワクチン接種を推奨しています。それに比べて日本の厚生労働省のワクチン定期接種の基準は65歳以上となっていますので、世界基準と比べてかなり限定的となっていることがわかります。多くの方がワクチンを接種されることで新型コロナウイルス蔓延の予防が期待されますが、今後日本ではワクチン接種する方が減少すると予想されるため、今後も新型コロナウイルスの流行が繰り返されることが懸念されています。当院は循環器並びに呼吸器のクリニックとして予防医療に注力していきたいと考えており、重症化懸念のある高齢の方ならびに心臓・肺の基礎疾患のお持ちの方へは積極的な新型コロナワクチン接種をお勧めしていこうと考えています。また定期接種対象者のみでなく、自費で接種していたただくことも可能ですのでお気軽にお問い合わせください。またコロナウイルス感染やワクチンに関するご相談などがある方はお気軽に外来を受診してください。
予約方法
お電話でのご予約もしくは窓口で事前のご予約をお願いいたします。またインフルエンザワクチン予約時に “新型コロナワクチン同時接種希望” とコメントしていただければ同時接種のご用意が可能です。
定期接種対象者
65歳以上および60歳〜64歳の方で一定の基礎疾患を有する方(*)
自己負担額
在住の市町村により自己負担額が異なります。以下の公費助成のご案内をご参照ください。
インフルエンザワクチンの同時接種について
インフルエンザワクチンと新型コロナウイルスワクチンの同時接種は可能です。ご希望の方はお電話または窓口にお申し出いただくか、ホームページからのインフルエンザワクチンご予約時に”新型コロナワクチン同時接種希望” とコメントをお願いいたします。
公費助成のご案内
★当院は、予防接種郡内指定医療機関です。
岐南町在住の方
(令和6年10月1日〜令和7年3月31日)
65歳以上の方、および60歳〜64歳の方で一定の基礎疾患(*)をお持ちの方は自己負担額2000円で接種が可能です。予診票は当院に準備してありますので、マイナンバーカードまたは保険証のみお持ちください。
笠松町在住の方
(令和6年10月1日〜令和7年3月31日)
65歳以上の方、および60歳〜64歳の方で一定の基礎疾患(*)をお持ちの方は自己負担額2100円で接種が可能です。予診票は当院に準備してありますので、マイナンバーカードまたは保険証のみお持ちください。
岐南町・笠松町在住以外の方
羽島郡以外の方につきまして自費接種の方は特に問題なく当院で接種可能です。ただし公費接種希望の方はワクチン摂取時に一旦自費分のお支払いをしていただき、ワクチン接種後に在住する市町村に公費助成分の払い戻し申請をしていただく必要がございます。詳細についてはお問い合わせください。
(*):心臓や腎臓、呼吸器の機能の障害があり身の回りの生活を極度に制限される方や、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能に障害があり日常生活がほとんど不可能な方